ガンダム日和-コロニー落としにうってつけの日

2005-10-10ガンダムパイロット列伝

第一話の初出が1997年11月のコミックジャパン、第二話が1998年8月のRPGマガジングレイト、単行本化の版元がソニーマガジンズ社時代のコミックバーズ2001年)という、なんだか物凄いマイナーな橋を渡って来たガンダム漫画。「パイロット列伝」と銘打っているものの、出てくるパイロット達も、ジョニー・ライデン、シン・マツナガ、エリオット・レム(パイロット?)、トーマス・クルツと段々マイナーになっていくあたり、かなりストイックさを感じさせます。エリオット・レムあたりまで来ると、ホワイトベースクルーでいうところでは、タムラ中尉とかマサキ伍長くらいのマイナー度ですかね。大体、ジョニー・ライデンとジョブジョンが同じくらいでしょw

と、まあ、主人公達の知名度からしてこんなんですけど、内容はもっと凄い。先ず、ジョニー・ライデンとキシリアが幼馴染なのな。しかもキシリアがスゲエお嬢様っていう設定。市民に横暴する兵士につかつかと歩み寄って平手打った挙句に「みぐるしい。公国軍兵士として恥かしいと思わないのですか」とか言っちゃうし。舞踏会に来て、馴染めないでいるジョニー・ライデンをリードしながら「ほっておけないの。貴方のような男性を…」とか。まるで何かの悪い冗談みたいなシーンが。あと、ドズルとシン・マツナガも幼馴染で、ガルマを苛めるマツナガをドズルがぶん殴ったりとか。テロを仕掛けたジオン側の過激派が鉢巻して日本刀で切りかかってきたりとか。妙に香ばしいシーンが盛りだくさん。色んな意味で、楽しめる一冊です。

2005-10-07ヅダをナメんなよオ!!


スニーカー文庫機動戦士ガンダム MSイグルー 一年戦争秘録』のコミカライズな訳ですが、小説の方は残念ながらsomahitoは未読。しかしながら開発史の裏舞台に消えていった兵器たちの物語ということで、開発史フェチのsomahitoには垂涎の一品です。何よりヅダが良い感じ。何か『ガンガル』とかに出てきそうな胡散臭いネーミングセンスも含めて、もうすげえ気に入った。パッと見、ガーベラテトラの出来損ないみたいな外見だけど、あの微妙な性能の高さと量産出来ない使えなさっぷりがもう最高にイカしてます。つーか、出てくるモビルスーツ出てくるモビルスーツどれをとっても、山師的な局地戦兵器ばっかりなのな。ジムっぽいファルムで連邦に誤認させて騙まし討ちするゲム(ゲム・カモフ)とか、あの手この手を使って水中でビーム打つだけの兵器エーギルとか。冗談みたいな兵器ばっかりを真剣に試験運用させられる第603技術試験隊の皆さん。しかも、命がけで戦場実験してるのに、結論が全部「使えません」というのが死ぬほど泣ける(や、そもそも開発史の闇に消えた兵器なんだから当たり前なんだけど)。